第\期 「21世紀の環境問題を考える」(2001年)
IPCC(気候変動に係る政府間パネル)は、今年4月に発表した第3次報告書で、地表の
平均気温が1861年以降、0.6±0.2℃上昇したとし、このまま温暖化が進むと2100年の
平均気温は1990年より1.4℃〜5.8℃上昇する可能性があると警告しています。この
IPCC第3次報告書の数値は、5年前の第2次報告書の1.0℃〜3.5℃に比べて大きく上方に
修正されています。まさに、地球温暖化はまったなしの課題となっています。こうした
地球温暖化をもたらしているのは化石燃料の大量消費です。そしてそのほとんどが
エネルギーとして使われており、地球温暖化問題はそのままエネルギー問題と言っても
よいと思います。
21世紀。私たちは、地球温暖化を防止し、子どもたちに永続可能な地球を残すためにも、
現在の化石燃料に依存したエネルギー需給体制を抜本的に変えてゆく必要があります。
化石燃料に代わるエネルギーは何か。原子力がなくてもエネルギー需要をまかなうことは
可能か。今年度の地球環境大学は、21世紀のエネルギーについて考えます。
- 第1回5月19日(土) 「21世紀のエネルギー問題」
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和田 武 氏(立命館大学教授)
- 第2回6月9日(土) 「原子力発電を考える」
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大島 堅一 氏(立命館大学助教授)
- 第3回7月14日(土) 「再生可能エネルギー・・・風力発電について」
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牛山 泉 氏(足利工業大学教授)
- 第4回9月8日(土) 「再生可能エネルギー・・・太陽光発電について」
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浜川 圭弘 氏(立命館大学教授)
- 第5回10月20日(土) 「日本のエネルギー政策とその問題点」
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山村 恒年 CASA代表理事
- 第6回11月17日(土) パネルディスカッション「21世紀のエネルギーを考える」
- 第1回課外講座7月27日 大阪ガス株式会社ガス科学館(大阪府高石市)見学
- 第2回課外講座10月27日、28日 芦生ハイキングと美山の里