第[期 「21世紀の食料問題」(2000年)
豊かになったといわれる私たち日本での食生活。しかし、自給率はカロリー換算で4割をきり、
穀物自給率は20%台にまで落ちています。世界に目を転じれば、穀物生産の増加率をはるかに
超える速度で人口は増えつづけ、世界人口は昨年60億人を超えました。このままでは、
2050年頃には80億人を超えると言われています。今でも、世界人口の約2割を占める
日本など先進国といわれる国々が世界の富の8割を独占し、一方で「南」の国の人々が
飢餓に苦しんでいます。
そこに地球温暖化などの影響が加わったとき、21世紀の食料問題はどうなるのでしょうか。
第[期地球環境大学では、「21世紀の食料問題」のテーマで年6回の講座を開講します。
- 第1回6月10日(土) 「21世紀の世界と食料問題」
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谷山鉄郎氏(三重大学)
- 第2回7月8日(土) 「日本の農業と『国際化』」
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池上甲一氏(近畿大学)
- 第3回8月5日(土) 「遺伝子組み替え食品の問題点」
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伊庭みか子氏(安全な食と環境を考えるネットワーク)
- 第4回9月9日(土) 「地球規模の環境問題と食料」
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泉 邦彦氏(CASA代表理事)
- 第5回10月14日(土) 「日本の食料問題」
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山本博史氏((財)協同組合経営研究所)
- 第6回12月2日(土) パネルディスカッション「21世紀の食料問題」
- 第1回課外講座7月5日(水) 八木バイオエコロジーセンター見学(京都府)
- 第2回課外講座10月28日(土) 里山の暮らしを訪ねる─自然農法家 久門太郎兵衛さん宅訪問(大阪府)