第Z期「はんらんする 有害化学物質」(1999年)
ダイオキシンや環境ホルモンなど、化学物質による健康影響が人々の強い関心を集めています。
人間生活を豊かにするのに役立ってきた、洗剤やプラスチックなどの10万種にもおよぶ市販化学物質。
それらが大量に生産され、使用され、ゴミとして捨てられてきた結果、大気、水、食品などへの有害
化学物質汚染が著しく拡がっています。また、ごく微量の化学物質が胎児や子どもに対して回復不能の
障害をおよぼす可能性も指摘されています。
このような問題に取り組むため、今年の地球環境大学では、いくつかの典型的な化学汚染の現状と
それらによる健康破壊の実態について学習します。さらに、リスクの低減をめざして有害化学物質を厳しく
規制し社会的に管理する課題について考えます。
- 第1回5月8日(土) 「化学物質と私たちの健康」
-
CASA代表理事 泉 邦彦氏
- 第2回6月19日(土)「空気の汚れとシックハウス」ホルムアルデヒド、VOC(揮発性有機化合物)など
-
国立公衆衛生院建築衛生学部部長 池田耕一氏
- 第3回7月10日(土) 「化学汚染と食の安全」農薬、プラスチックなど
-
大阪市立大学生活科学部教授 山口英昌氏
- 第4回9月18日(土) 「野放しの有害廃棄物」処理施設をめぐる住民運動の発展
-
大阪市民ネットワーク代表 藤永のぶよ氏
- 第5回10月16日(土) 「有害物質のリスク管理」
-
講師未定
- 第6回11月20日(土) パネルディスカッション 「化学物質と人類の未来」
- 6月5日(土) 産廃処分場見学(和歌山県橋本市)
- 9月 風力発電施設見学(三重県久居市)