途上国の森林減少の問題

世界の森林減少は途上国を中心に加速度的に進行しています。 1990年代の熱帯林減少をはじめとする土地利用変化からの排出は世界の人為的排出の1025%を占め、森林減少は温暖化対策を進める上で無視することができません。また、インドネシアの排出の約4分の3は森林減少によるものであり、今回の会議で高い関心を集めています。

【背景】

この議題は2005年5月にボンで開かれた会合で、パプアニューギニアによって提案され、コスタリカ、ボリビア、中央アフリカ諸国などによって支持されています。COP11より正式に議題に追加され、森林減少による途上国の排出の削減について議論されています。

【論点】

・対策を行うための資金を市場メカニズムを活用して得るか、基金を設置するか

・森林の定義

・測定方法

・2013年までの活動について早期のクレジットを付与するか など

バリでは前回合意に至らなかったこの議題の進め方の議論についての決議案の合意を目指しています。議論自体まだ始まったばかりですが、2013年以降の枠組みでどのように森林を扱うかということとも関連し、また途上国の削減に繋がる議論なので、注目を集めています。

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